レコード買取おすすめ業者20選比較|中古LPを売るならどこがいい？高く売れるコツも徹底解説！

レコードを売りたい人

レコードを売るならどこがいい？

レコードのおすすめ買取業者が知りたい！

レコードは店舗で売るのと宅配買取で売るのどっちがいい？

「レコードは高く売れるの？」

このような疑問を持つことはありませんか？実はレコードは高く売れる可能性があります。レコードブームが世界的に再熱し、それに伴って価値も上昇しているからです。

この記事では、おすすめのレコード買取業者、レコードを高く売る方法などについて詳しく解説していきます。

• おすすめレコード買取業者20選
• レコードがよく売れている理由
• レコードを高額買取してもらうポイント

まずは、当サイトがおすすめするレコードの買取業者20社の比較表をみていきましょう。

おすすめのレコード買取業者20選比較表

数あるレコード買取業者の中から厳選した、おすすめ20社を比較できる表です。買取ジャンル、買取方法や手数料の有無などを一目で比較できる表になっていますので、買取業者選びの参考にしてください。

次の項目では、おすすめ20社を1社ずつサービスの特徴を踏まえて紹介していきます。

おすすめのレコード買取業者20選

今まさにレコードのブームが到来しており、レコードを聴いてきた昭和世代の方に加え、若い世代にも人気が出ているのでレコードの需要はより高まっていくことが期待されています。
若手アーティストのレコードが人気を集めていますが、昭和・大正時代のレコードも脚光を浴びています。
次は、そのような人気のあるレコードを買い取ってくれるレコード専門の買取業者を20社紹介していきます。

ディスクユニオン

ディスクユニオンは東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・名古屋に58店舗を経営している音楽CD・レコードチェーン店を展開する会社です。音楽と音の専門店として各分野のスペシャリストの育成に力を入れており、質の高い商品や作品を提供しています。

55年の買取り実績があり、ここ10年程で首都圏・近畿圏・中京圏に多くの店舗を出店しています。これほど長い間支持される理由は音楽分野においてレベルの高いサービスを提供しているからでしょう。

レコードのスペシャリストに正しい買取価格を付けてほしい方はディスクユニオンでの買取をおすすめします。

ディスクユニオンの詳細情報は以下のとおりです。

エコストアレコード

エコストアレコードは渋谷に拠点を置く、国内最大規模の中古レコード・CD買取専門店です。レコードの知識が豊富なベテランスタッフが丁寧に適正な価格で買取・査定をしてくれます。

また撮影した写真を送り、お手軽に仮査定をしてもらえます。公式サイトから買い取ってほしいタイトルや写真を送るだけですので気軽に申し込めるでしょう。

東京近郊ならレコード盤200枚以上から出張料無料で出張買取の利用が可能になります。

さらに、今なら期間限定で買取金額10%アップキャンペーンを実施しています。買取金額100円以上かつ、1000点以上の場合に適用できるのでまとめて売りたい方はエコストアレコードで買い取ってもらいましょう。

エコストアレコードの詳細情報は以下のとおりです。

セタガヤレコードセンター

セタガヤレコードセンターは東京都世田谷区に3店舗を構えるレコード買取専門店で、レコードに加え、CD、カセット、オーディオ機器、楽器なども買い取ってもらえます。

国内にとどまらず、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなど世界中にコネクションを持っており、あなたが売りたいレコードを求めている国・地域の購入者に届けているので世界のレコード相場を理解しています。

また、査定料・送料・出張料は全国どこでも無料で対応している上、LINEで仮査定ができるので気軽に査定や買取をしてもらえます。LINEで気軽かつ、世界相場での高額買取をしてほしい方はセタガヤレコードセンターで買い取ってもらいましょう。

セタガヤレコードセンターの詳細情報は以下のとおりです。

横浜レコード

横浜レコードは神奈川県横浜市に店舗を置くレコード買取専門店です。

創業30年以上、音楽に関わってきた経験から海外にもコネクションを持っており、買い取ったレコードは主にドイツやヨーロッパ、北米に輸出しています。ですので国内のレコード相場はもちろん、各国の相場も逐一把握しています。

日本のレコードを世界に再流通させるために、世界中の需要を考慮したうえで査定を行っているので、国内で売れにくい理由で他社での査定額が低くても、横浜レコードなら高額で買い取ってくれる可能性があるのです。

他社での査定額に納得がいかなかった場合や、レコードを世界中で必要としている方に届けたい方は横浜レコードに買い取ってもらいましょう。

横浜レコードの詳細情報は以下のとおりです。

バイセル

バイセルは東京近郊や大阪などに6店舗を構える買取専門店です。女優の木村佳乃さんが出演しているハナハナハナのCMを見て知っている方も多いのではないでしょうか？

レコード以外にも、着物や古銭、ブランド品、楽器の買取も扱っており、公式サイトで買取実績も公開しています。また、各店舗の査定員を顔写真付きで紹介しており、各査定員の心掛けている点やメッセージを確認できます。

安心できる査定員に査定してほしい方、レコード以外にも買い取ってほしい物がある方はバイセルで買い取ってもらうと良いでしょう。

バイセルの詳細情報は以下のとおりです。営業時間は店舗によって異なるので注意しましょう。各店舗の営業時間など詳細は公式サイトをご覧ください。

TUfield

TUfieldは大阪府に店舗を構えるレコード買取専門店です。知識・経験ともに豊富な店主自身と実績のあるスタッフ1人1人が丁寧に査定してくれます。

他社では査定基準を公表していない場合が多いですが、TUfieldは公式サイトでレコードの査定基準を解説しています。事前に公式サイトを確認しておけば高く売れるかもしれません。

また、遠方からの査定にはメールや電話でヒアリングを行っており、お客様を大切にしている点も特徴的です。

関西圏なら最短で即日買取（出張）にも対応しているので、関西圏に住んでおり、丁寧な査定をしてほしいならTUfieldに買取をお願いすると良いでしょう。

TUfieldの詳細情報は以下のとおりです。

BeeRecords

BeeRecordsは宅配買取のみに対応しているレコード買取専門店です。買取は全国に対応しており、段ボールや梱包材などの宅配キットや送料、査定料、振込手数料などの買取にかかる費用はすべて無料となっています。

また、ジャケットが破れていたり、レコード自体に傷がついていたりしても査定してくれるので、他社で査定を断られたレコードでも買い取ってくれる可能性があります。

公式サイトでは高価買取リストや買取実績を紹介しているのでレコードの買取相場を確認できるので事前に閲覧するのも良いでしょう。

他社で断られたレコードだけど買い取ってほしい、家から1歩も出ずに買い取ってほしい方はBeeRecordsに査定をお願いしましょう。

BeeRecordsの詳細情報は以下のとおりです。

レコファン

レコファンは東京都の秋葉原・武蔵小金井に店舗を置くCD・レコード専門店です。

レコードの相場については、各国のAmazonマーケットプレイスやYahoo！オークションの売買履歴（過去10年間）を専門のスタッフが調査の上査定しているので、適正な価格で買い取ってもらえます。

また、今なら10枚以上のレコードの売却で査定額が20%もアップするキャンペーンを実施しています。他社では100枚以上からの査定額アップキャンペーンが多いですが、レコファンなら比較的少ない枚数でもキャンペーン価格で買い取ってもらえます。

レコードの枚数が10枚以上かつ100枚もない場合でも高価格で買い取ってほしい方は、レコファンの利用をおすすめします。

レコファンの詳細情報は以下のとおりです。

HMV records shop

HMV records shopは東京都の渋谷・新宿・吉祥寺に店舗を展開している買取専門店です。30周年を迎え、長い間支持されてきた実績があり、レコードに関する知識やコネクションは豊富といえるでしょう。

宅配買取の場合はWEBから申し込むことができ、出張買取はメールから申し込めるので電話で申込をする必要がありません。

また、レコードをはじめ、CDやBlu-ray、ゲームソフトの買取にも幅広く対応しているのでレコードに加えて買い取ってもらえます。

忙しくて電話するタイミングが無い方や、レコードと一緒に他の物も買い取ってほしい方はHMV records shopで買い取ってもらうと良いでしょう。

HMV records shopの詳細情報は以下のとおりです。

買取王子

買取王子は2010年からサービスを開始しており、「箱に詰めて送るだけ 簡単宅配買取サービス」をキャッチコピーにサービスを提供しているネット宅配買取専門サービスです。

WEBサイトからの受付のみに対応しており、送料無料、スピード入金などお客様ファーストでサービスを提供しています。

査定金額が100円以上の物であれば、売れば売るほど査定額がアップしていき、最大200点以上で査定額が60,000円もアップする点が特徴的です。また、レコード以外にもブランド品やゲーム、家電の買取にも対応しているのでまとめての買取りが可能です。

レコード以外にも買い取って欲しい物がたくさんあり、簡単な宅配で買い取ってほしい方は買取王子を利用をおすすめします。

買取王子の詳細情報は以下のとおりです。

宅音便

宅音便は兵庫県神戸市を拠点に置く買取専門店です。店頭買取に加え、宅配・出張買取にも対応しており、送料や出張料、査定料は無料で利用できます。値段がつかないレコードの処分も無料で対応するなど、お客様に負担を与えないサービスを提供しています。

公式サイトでは、買取価格参考リストを写真付きで公表しているので、買い取ってほしいレコードがどのくらいの価格になるのか事前に相場の確認ができます。

また、レコード以外にも写真集やポスターオープンリールなどの買取にも対応しており、売却後は2営業日以内に買取代金を入金してもらえます。

兵庫県周辺にお住まいで、すぐにレコードを買い取ってほしい方は宅音便への買取査定をおすすめします。

宅音便の詳細情報は以下のとおりです。

神保町レコード社

神保町レコード社は東京都千代田区に本店を構え、さらに神保町、神奈川県に系列店・提携店をもつ老舗レコード店です。「レコードの歴史・文化の継承」をモットーとし、名盤・珍盤から洋邦盤まで合わせて10万枚以上と在庫を豊富に取り揃えています。

これまで発売されたすべてのレコードの買取に対応しており、特に明治・大正・昭和の3時代のレコードに力を入れています。老舗なだけあり、経験豊富なレコードの目利きが査定してくれ、音楽通のコレクターの方からも支持されている点が特徴です。

明治・大正・昭和のレコードを適正に買い取ってほしい方は神保町レコード社への査定依頼をおすすめします。

神保町レコード社の詳細情報は以下のとおりです。

高く売れるドットコム

高く売れるドットコムは全国に10店舗を展開しており、今まで100万人以上の方が利用している業界最大級の総合ネット買取サービスです。今までにレコードの買取に対応した実績もあり、適正な査定をしてくれます。

電話とWEBから申込み、相場がすぐにわかる事前査定の利用が可能です。簡単な申込で商品を送る前におおよその査定額が分かるので送料や返送料を気にせずに気軽に査定を申し込めるでしょう。

レコードに限らず、家電や骨董品、農機具まで幅広く受け付けている点が特徴的といえます。

レコード以外にも買い取ってほしい物があり、事前査定を利用したい方は高く売れるドットコムが良いでしょう。

高く売れるドットコムの詳細情報は以下のとおりです。

鎌倉レコード

鎌倉レコードは神奈川県に会社を置く音楽商材の買取専門店です。買取方法は宅配買取と出張買取の2つの方法から申し込みが可能で、送料や梱包キットは無料で利用できます。音楽商材の買い取り専門店なだけあり、レコードの査定も丁寧に行ってくれます。

他社では査定額に納得がいかない場合はレコードの返送料がかかりますが、鎌倉レコードは無料で対応してくれる点も特徴的といえるでしょう。

レコード以外にも、CD、テープ、音楽書籍、楽器、DJ機材等の買取にも対応しており、音楽に関連する物であればほとんどの場合、買い取ってもらえます。

音楽関連の物を買い取ってほしい方、査定後のキャンセルにも柔軟に対応してほしい方は鎌倉レコードで査定依頼すると良いでしょう。

鎌倉レコードの詳細情報は以下のとおりです。

レコードシティ

レコードシティは東京都新宿区と大阪府大阪市に店舗を持つレコード、CD、オーディオ専門の買取店です。専門店ならではのノウハウによる丁寧かつ適正な査定をしてくれます。

公式サイトではレコードの買取事例や高額で買い取ってくれるレコードを紹介しているので、事前に確認してもよいかもしれません。また、宅配買取にかかる送料やキャンセル返送料はすべて無料で査定してくれます。

今なら、ヘビーメタル・ハードロックのレコードの買取額20%アップ、日本盤ロックLPの買取額20%アップキャンペーンを実施しています。

ヘビーメタル・ハードロックや日本盤ロックLPを買い取ってほしい方はレコードシティへ買い取ってもらいましょう。

レコードシティの詳細情報は以下のとおりです。

ハード・バップ

ハード・バップは京都府京都市に店舗を構える全国有数のジャズ専門店です。ジャズの専門店なだけあり、アーリー・ジャズからモダン、フリーまでジャズ全般を取り扱っています。

国内・国外問わずに多くのジャズファンから支持されており、遠方からでも店頭に足を運ぶ方もいるほどです。オリジナル盤に関しては海外から仕入れる等、国外とのコネクションもあるので各国の相場を把握しています。

限定盤や廃盤などの貴重盤はもちろん、通常盤やCDまで幅広く買取しており、ジャズ専門店ならではの鑑定眼で高額査定を実現しています。

ジャズのレコードを買い取ってほしい方はハード・バップに査定依頼をすれば高額で買い取ってもらえるかもしれません。

ハード・バップの詳細情報は以下のとおりです。

チクロマーケット

チクロマーケットは福岡県福岡市に店舗を置く新譜・中古レコード店です。新旧問わずに1万点以上の豊富なレコードをストックしており、店頭、オンラインストアでレコードの入荷情報の閲覧ができます。

20年以上の買取実績があり、専門知識を有している担当スタッフが1点1点丁寧に査定をしてくれます。海外からの買取実績もあり、レア盤やマニアックなレコードを海外相場で買取りも可能です。

また、福岡県近郊に限り、DJ機材やMPC、スピーカー等も買い取ってくれる点が特徴といえるでしょう。福岡県近郊にお住まいでレコードやDJ機材などを高額で買い取って欲しい方はチクロマーケットで査定依頼をしましょう。

チクロマーケットの詳細情報は以下のとおりです。

ジスボーイ

ジスボーイは広島県広島市に店舗を構える音楽専門店です。宅配買取はもちろん、出張買取サービスも全国展開しており、遠方の方でもレコードを買い取ってもらいやすい店舗といえるでしょう。

国内盤のオークション歴は30年以上あり、豊富な経験のあるスタッフがしっかり査定をしてくれます。

公式サイトでは、買取基準や「1万円以上で買取可能なレコードリストの一部」を公開しています。特に1950年代〜1970年代のレコード・CDを取り扱っているため、査定をお願いする前に一度確認しても良いかもしれません。

昭和時代のレコードを買い取ってほしい方はジスボーイで査定依頼をおすすめします。

ジスボーイの詳細情報は以下のとおりです。

ココナッツディスク

ココナッツディスクは1985年の創業以来、35年以上レコードの査定・買取を続けてきたレコード買取店です。東京都内に4店舗を展開し、レコード鑑定士をはじめ、各ジャンルの専門スタッフが丁寧に査定してくれます。

長年培ってきた鑑定眼を持つスタッフが適正に査定してくれます。

買取方法は店頭買取・宅配買取・出張買取に加え「寄付」の選択ができます。買取査定額全額を指定した団体へ寄付ができるのです。指定の団体がない場合は、お客様のご希望を聞いた上で団体を選び、寄付ができます。

レコードを買い取ってほしい上に、査定金額全額を希望の団体へ寄付したい方はココナッツディスクで買い取ってもらいましょう。

ココナッツディスクの詳細情報は以下のとおりです。

おたからや

おたからやは全国に約1,300店舗を展開する買取専門店です。さまざまなテレビ番組に出演しているので知っている方も多いかもしれません。

さまざまな物を買い取っているおたからやですが、需要が高まってきたレコードの買取にも力を入れており、付属品のないレコードや保管状態がよくないレコードもできる限り買取対応しています。公式サイトでは買取参考例を公開しており、J-popやロック、ジャズ、クラシックなど幅広いレコードを買取しています。

店頭買取と出張買取サービスを全国で展開しており、査定料や出張料は無料ですので気軽に査定をお願いできる点が特徴的な点です。

全国展開している安心できる専門店に買い取ってほしい方はおたからやで査定をお願いしましょう。

おたからやの詳細情報は以下のとおりです。

レコードがよく売れている理由

レコードを買い取ってくれる業者を20社紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

続いては、「なぜ今になってレコードの需要が高まったのか？」ということについてもっと詳しく深掘りしていきたいと思います。

なぜレコードの人気が再熱し、再び売れるようになったのか以下の3つの理由を解説します。

• 若い世代に人気が出てきたから
• レコードの音には、CDや音楽のダウンロードサービスには無い良さがある
• 自宅で音楽を聴く時間が増えたから

各項目について詳しくみていきましょう。

若い世代に人気が出てきたから

1つめの理由は若い世代に人気が出てきたからです。レコードといえば父や祖父のような昭和世代の方が嗜むイメージを持ちますが、今では10代、20代の若い世代にも人気が出始めています。

レコードの曲は昭和以前のイメージを持ちますが、実は今の若手アーティストも積極的にレコードをリリースしています。

RADWIMPSが主題歌を務めた「天気の子」のサウンドトラックをはじめ、シンガーソングライターの星野源や、ももいろクローバーZなどの大人気アーティストがレコードをリリースしているのです。

若い世代も知っている人気の曲がリリースされるので、徐々にレコードブームが広がっているのです。

また、レコード盤やジャケットの見た目に惹かれ、インテリアとしてレコードを手に取る方も増えています。レコードの大きさは約30cmと大きい上に、表紙が可愛いジャケットも多いので部屋に飾ればオシャレな空間を演出してくれるでしょう。

レコードプレーヤーを手に入れやすい点もブームにつながる理由の1つです。レコードプレーヤーは高価な物もありますが、安価で使い勝手が良い物もあります。Amazonで「レコードプレーヤー」と検索すると5,000円台で販売されている商品も見受けられました。

あまりお金をかけずにレコードを聴ける点も人気の理由です。

レコードの人気はSNSによって若い世代に広がりました。InstagramやTwitterで、「ハマった」との投稿を見てレコードに興味を持った方も大勢います。

レコードの音には、CDや音楽のダウンロードサービスには無い良さがある

2021年の今はサブスクリプションを利用し、あらゆる音楽を聴き放題で聞く音楽大量消費時代といえるでしょう。

2020年の年間音楽配信売上金額ではストリーミングサービスが75%を占めており、機械的な音楽であふれかえっていることは誰の目から見ても明らかです。スマホやタブレットなどの電子機器から、いつでも、どこでも音楽が聴ける便利な時代になりました。

その中でレコードが人気な理由はCDやスマホで聞く音楽とは異なり、音に深みや温かさがあるからです。

「同じ音源ならそんなに変わらないでしょう」と思いましたか？しかしはっきりとした違いがあります。レコードとCDを比較すると、レコードの方が広域の周波数を拾うことが判明しているのです。

CDはデジタル変換する過程で、周波数は20Hz〜20,0000Hzに制限されます。一方レコードの溝には20Hz〜20,0000Hzを超える周波数の記録が可能です。

耳では感じ取れない周波数もレコードなら録音できるので、CDと比べて生演奏に近い音楽を楽しめるのでレコードが人気を博しているのです。

自宅で音楽を聴く時間が増えたから

冒頭でも紹介したように2010年頃からレコードの売上が徐々に伸び、ここ数年でも売上が伸びています。コロナウイルス感染を予防するために、自宅での時間が増えた点が理由の1つといえるでしょう。

「おうち時間」というワードが流行するほど家での時間をどう過ごすかが話題となり、中にはゆっくり音楽に浸ってリラックスする方も大勢いたはずです。この「おうち時間」はレコード業界に大きな影響を与えました。

2020年3月に、全米最大規模のレコード工場である「ハンド・ドゥロン・プレシング」はコロナ禍で大きな打撃を受けました。収入源を得るために地味ではありますが、確かに売れていたレコード制作に積極的に力を入れます。

7月頃に注文が増え始め、10月には注文が殺到して大忙しになり、以降はどんどん忙しくなる一方でした。アメリカでのコロナ禍の影響による人気が日本にも流れ、レコードの人気に拍車が掛かっているのです。

レコードの買取業者を選ぶポイント

レコードを売る際に、どの業者に売ろうか迷ってしまうでしょう。

また、買取業者の専門スタッフには、得意としている音楽ジャンルや特徴がそれぞれ異なるので適正に買い取ってもらうためにも良い業者を選びたいものです。

次に、数ある業者の中から1つの業者を選ぶために、買取業者を選ぶポイントを3つ解説していきます。

• レコードの専門店を選ぶ
• 買取実績や買取参考価格を記載しているかどうか
• 口コミの評価が良い

では1つずつ解説していきます。

レコードの専門店を選ぶ

レコードを買い取ってもらうならレコードの専門店に任せるのが一番安心です。

レコードの価格は一概に決まっているわけではなく、製造年や流通数、保存状態などを基にした「相場」があります。その相場は素人がレコードを見て分かるはずもなく、レコードに長く触れて知識や経験が豊富な方でないと判断が難しいでしょう。

近くのリサイクルショップでもレコードを買い取ってくれます。ですが、レコードの相場を理解しているスタッフさんがいる可能性は低いです。

本当は希少価値が高いレコードでも、相場が分からないリサイクルショップのスタッフが査定をすれば適正な金額で買い取ってもらえない場合がほとんどです。レコードのプロがいるレコードの専門店に買い取ってもらうのが一番安心できると言えます。

買取実績や買取参考価格を記載しているか

買取業者の公式サイトに買取実績や買取参考価格を記載しているかどうかも大切なポイントです。レコードの買取実績や買取価格を確認すればおおよそではありますが、相場がどのくらいか事前に確認できます。

相場を確認すれば希少なレコードを売る場合でも査定金額が適正かどうかある程度の判断ができ、複数業者の買取参考価格を比較すればその業者が「適正に査定してくれるか」「レコードの相場を理解しているかどうか」が分かります。

ですので、買取実績や買取参考価格を公式サイトに記載しているかどうかは大切なポイントといえるのです。

先に紹介した20社の中でも買取実績や買取参考価格を公式サイトで公開している業者がいるので査定に出す前にぜひ比べてみてください。

口コミの評価が良い

買取業者の口コミの評価も事前に確認しておきましょう。どこの業者も公式サイトでは「丁寧に査定します」「適正に査定します」と記載していますが、実際にどのような対応をするのかは、利用した方しか分かりません。

例えば、査定金額の理由を説明してくれたり、レコードの相場について解説してくれたりする業者はお客さんを大切にしている信頼できる業者だといえるでしょう。

レコードに詳しくないお客さんにも丁寧に分かりやすく説明してくれる業者は査定も丁寧にしてくれる場合が多いです。

また、査定申込時の電話対応や一連のサービスでどのような対応をしてくれるかも口コミから確認できます。

口コミの評価によって適正に査定してくれるか、買取までスムーズにいくかどうかを確認できるので業者を選ぶ際は押さえておきましょう。

レコードを高額買取してもらうポイント

レコードを売る業者を決めたら「よし、早速査定を依頼しよう」と思うかもしれません。ですが少し待ってください。せっかく売るならできるだけ高く買い取って欲しいと誰もが思うはずです。

少しの手間をかけるだけでより高く売れるかもしれません。次にレコードを高額買取してもらうポイント4つをご紹介します。

• レコードが良い状態で売る
• 帯などの付属品を一緒に売る
• できるだけ早めに売る
• 自分で修理しない

では、1つずつ丁寧に解説していきます。

レコードが良い状態で売る

レコードの状態の良し悪しは買取金額に大きく影響します。

レコードに限った話しではありませんがリサイクルショップやフリマアプリ・オークションでは、状態が悪い物は安く、逆に状態が良い物は高く売っています。レコードを売る場合も同様に保存状態によって買取金額が上下します。

では、良い状態のレコードはどのような物か解説していきます。

レコードの状態が良いとはどのような状態？

レコードも長年手入れされなければ空気や湿気にさらされて状態が悪くなってしまいます。では、どのような状態が望ましいのか3つのポイントを解説していきます。

• レコードの表面にキズや反り、カビが無い
• レコードがエンビ焼けしていない
• レコードジャケットが底抜けしていない

1つ目の点は「レコードの表面にキズや反り、カビが無い」状態です。キズやカビがあれば再生時にノイズが出てしまい、レコードが反ってしまえば最悪の場合再生不能となってしまいます。盤にキズ・カビ・反りがないか良く確認してみましょう。

2つ目の点は「レコードがエンビ焼けしていない」状態です。塩化ビニール製のレコードはある条件下のビニールと一定期間触れていると「エンビ焼け」を起こします。エンビ焼けを起こすと再生時にノイズが出てしまいます。表面に曇りや水紋のような跡がないか確認しましょう。

3つ目の点は「レコードジャケットが底抜けしていない」状態です。レコードのジャケットを雑に扱うと、端が裂けたり、完全に底が抜けたりしてしまいます。そのような状態ではレコードを落としてしまうかもしれないので、ジャケットは丁寧に扱いましょう。

おすすめの保存方法

レコードの状態が良いのであればしっかり保存をして今の状態を維持しましょう。劣化を防いで保存するための方法を4つ解説します。

• ラベル表面をクリーニングする
• レコード盤に指紋が付かないようにする
• ビニールカバーは開口部から入れる
• レコードを垂直に保管する

1つ目の保存方法は、ラベル表面のクリーニングです。静電気の起こりにくいレコード専用のクリーニングキットがあります。定期的なクリーニングは良い状態を保つための第一歩です。

また、売る前にクリーニングをするだけでも見た目が変わり、買取金額のアップが期待できます。

2つ目の方法は、レコード盤に指紋が付かないようにする点です。盤面へ付着した指紋はカビの原因となります。レコードを持つ際は、ラベルとレコードの端に指が触れるように持ち、決して盤面を直接触らないようにしましょう。

3つ目の方法は、ビニールカバーを開口部から入れる点です。ビニールの開口部がジャケットの上側になるように入れましょう。できる限りビニールの開口部を塞いで汚れが入らないようにするほか、レコードを出した際にレコードの落下を防止できます。

4つ目は、レコードは垂直に保管する点です。壁に立てかけたり、横に重ねたりしてはキズや歪みにつながる危険性があります。ですのでレコードラックなどを使用して垂直に保管するようにしましょう。

帯などの付属品を一緒に売る

レコードは帯などの付属品とセットであれば買取金額が高くなります。実際に買取業者の公式サイトの高価買取リストの中には「付属品がセットの場合は高価買取します」との記載が見られます。

レコード購入時に付いてきた以下のような付属品は大切に保管しましょう。

• 帯、ライナー（歌詞カード、解説書、インサート）
• ラベル
• 「定価○○円」と記したカバーや帯
• 冊子
• インナースリーブ（オリジナルの内袋）

購入時に付属している物はレコードによって異なりますが、完全に揃っていれば買取金額が高くなる可能性が高いです。

また「定価○○円」と記載したカバーなどがあれば発売時期の特定ができ、オリジナル盤か否かを見極める材料にもなるので付属品はセットで保存しておきましょう。

できるだけ早めに売る

レコードを売るかどうか迷っているのであれば、できるだけ早い売却をおすすめします。理由は、早く売った方が高く売れるからです 。

先に述べたように、レコードはしっかり手入れをしないと状態が悪くなる物で、手入れをしても周囲の環境が原因で劣化する場合もあります。保存状態が良いうちに売れば高額買取してもらえるのです。

また、レコードに人気が出てきたとはいえ、CDなどの媒体と比較すると市場規模はまだ劣ってしまいます。そのため、買い取り業者がストックしているレコードがなかなか売れずに在庫が重複する場合もあるのです。

在庫が重複してしまえば、業者は在庫管理のために買取価格を下げる可能性があります。ですので、高く売るためにはできるだけ早く売りましょう。

自分で修理しない

レコードのキズや欠損部分を自分で修理すると買取金額が下がってしまうかもしれません。自分で修理してしまうと「専門家ではなく、素人が手を加えた物」と扱われてしまうからです。

ですので、レコードを磨いたり、ジャケットの破れをテープで補修したりしないようにしましょう。

また自分で修理しても、うまくいくとは限りません。修理に失敗してレコードの音などに影響が出てしまえば価値は下がるでしょう。

修理が必要な箇所があれば専門の方に依頼するようにしましょう。

高額買取になりやすいレコードのジャンル

音楽にJ-POPや邦楽、洋楽とジャンルがあるように、レコードにもさまざまなジャンルがあります。レコードといえばジャズやロックをイメージする方も大勢いるでしょう。

レコードには多くのジャンルがありますが、今回は高額買取になりやすいレコードのジャンルを3つご紹介していきます。若い世代の方でも知っているタイトルがあるかもしれません。

• ジャズ
• ロック
• シティポップ

では、1つずつ解説していきます。

ジャズ

まずは「ジャズ」について解説していきます。レコードといえばジャズをイメージする方は多いはずです。ジャズは1900年ごろから始まったといわれ、100年以上愛されてきた歴史のある音楽です。

ジャズの特徴は「楽器演奏が主役」な点です。時代と共にジャズも進化してきましたが、楽器演奏がメインな点は今も昔も変わりません。

そんなジャズですが、ジャズのレコードは高額で買取されるケースが多くあります。

すべてのジャズが高額であるわけではなく、「オリジナル盤」と呼ばれる1番最初にプレスされたレコードが高値で売れるのです。オリジナル盤は希少価値が高く需要も高いので、1枚数万円の価格がついても珍しくありません。

次項ではジャズの中でも高価買取が期待できるレコードを2つご紹介します。

ブルーノート

ブルーノートとは、1950年から1970年代を中心に多くの傑作を世に送り出してきたアメリカのジャズレーベルです。傑作を多く残しただけあり、ブルーノートのレコードは特に高額になりやすい傾向にあります。

アメリカのレーベルなのでオリジナルはアメリカ盤ではありますが、日本で製造された国内盤も安定して人気があるので高値で売れる可能性があります。

また、長年にわたって愛されてきたレーベルなので、半世紀以上も前にプレスされたレコードは数が少なく需要が高まっています。その希少性もブルーノートが高値で売れる理由のひとつでもあります。

ブルーノートの買取額は以下のように高額で売れるケースがあります。

• MILES DAVIS / FOUR & MORE（SONT-52022）：買取参考価格 ￥15,000円
• THIS IS BLUE NOTE JAZZ VOL.2 （NXA-5025）：買取参考価格 ￥10,000円

この他にもブルーノートのレコードは高額で買い取ってくれるケースが多いので、家に眠っていないか確認してみましょう。

RIVERSIDE

次に「RIVERSIDE（リヴァーサイド）」について解説していきます。RIVERSIDEはブルーノートと並び、世界からとても高い評価を得ているレーベルです。1953年にアメリカのニューヨークで設立され、1964年に幕を閉じるまで数多くの傑作を世に残してきました。

RIVERSIDEの特徴として、レベルのデザインによっていつの時代に製造されたか特定できます。

そんなRIVERSIDEですが、以下のように高額で売れる場合があります。

• THELONIOUS MONK / Plays Duke Ellington RLP12-201/白/DG/FLAT オリジナル：買取価格 ￥42,000円
• THELONIOUS MONK / The Unique RLP12-209/白/DG/FLAT オリジナル：買取価格 ￥24,000円

オリジナル盤であれば買取価格が4万円を超えるほど人気があります。ファンからすれば特に手に入れたいレコードの1つでしょう。

ロック

次に「ロック」について解説していきます。レコードといえばジャズに並んでロックも有名です。1940年頃からアメリカで見られるようになり、1950年代から爆発的に人気が出て一気に世界中に広がりました。

ジャズと同様に長い歴史のある音楽ですが、ジャズとは全く異なるジャンルです。ジャズは楽器演奏がメインですが、ロックは「歌が主役」な点が特徴的です。ロックも時代と共に変化を遂げてきましたが、今も「歌が主役」の音楽に変わりはありません。

ロックもジャズと同様に高値で買い取ってもらえるケースが多くあります。ロックレコードのオリジナル盤は当時プレスされた物で今ではなかなか手に入らない希少な物です。ファンも多くいるため常に一定の需要があり、買取価格も高騰しやすいレコードなのです。

次項ではロックの中でも特に高価買取が期待できるレコードを2つご紹介していきます。

ビートルズ

レコードに詳しくない方でも「ビートルズ」の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか？

ビートルズはイギリス出身の4人によって結成されたバンドです。1960年代〜1970年代に活躍し、当時も今も世界中に熱狂的なファンがいるほど人気があります。1966年には日本武道館で公演を成功させ、ビートルズの名前を知らない人はいないほどでした。

その人気を裏付けるように、ここ数十年にわたって世界各国で多くのビートルズレコードが販売されています。そんなビートルズのレコードはやはり価値があり、高額で買い取ってもらえる可能性が高いといえます。

• 恋する二人/東芝音楽工業/OR-1139/2ndジャケット/オデオン赤盤：買取参考価格 ￥90,000円
• マジカル・ミステリー・ツアー/東芝音楽工業/OP-4335-6/オデオン赤盤：買取参考価格 ￥50,000円

上記のようにビートルズは、1枚90,000円で取引されるレコードもあります。レコードの中でもトップクラスの希少価値があるレコードです。

レッドツェッペリン

次に「レッドツェッペリン」について解説していきます。レッドツェッペリンは1970年代を代表するロックバンドで、ビートルズに匹敵する影響力を持つと言われています。1968年に4人のメンバーで結成され、アメリカやイギリスで大ヒットを記録し瞬く間にスターへと昇り詰めました。

1971年には日本でもライブを果たし、国内からも人気を集めるほどファンから愛されていました。そんなレッドツェッペリンのレコードは人気と共に価値が上がり、買取価格も高い傾向にあります。

• レッド・ツェッペリン登場/SMT-1067（黒青帯付）：買取参考価格 ￥100,000円
• レッド・ツェッペリンⅡ/P-8042A（Rock Age帯・ライナー付）：￥50,000円

帯やライナーがあれば高額で買い取ってもらえる可能性があるのでセットで持っている方は本当に幸運でしょう。

シティポップ

最後にご紹介するのは「シティポップ」と呼ばれるジャンルです。先に紹介したジャズやロックは海外発祥のレーベルやバンドでしたが、シティポップは日本が発祥の音楽です。

YouTubeやストリーミングの普及により2016年を境に、海外で注目されるようになりました。1970年〜1980年代の音楽をサンプリングし、ピッチやテンポ、エフェクトを調整した「ヴェイパーウェイヴ」と呼ばれる音楽が国内・国外問わずに流行した背景があります。

シティポップには音楽的な決まりは無く、ソウルやディスコ、ロックまで幅広いジャンルの要素が取り入れられている特徴があります。シティポップのレコードを購入するために来日する熱狂的なファンがいるほど人気のある音楽ジャンルといえるでしょう。

次項では、シティポップの中でも高価買取が期待できるレコードを2つご紹介します。

山下達郎

シティポップレコードの中でも「山下達郎」の作品が人気を博しています。10年前と比較すると買取額が10倍近く跳ね上がったレコードもあるほどです。

山下達郎は1976年にソロデビューを果たし、日本を代表するアーティストとして数々の傑作を発表しました。KinKi Kidsや嵐などのアーティストへの楽曲提供を手掛けたり、映画「サマーウォーズ」の主題歌を書きおろしたりと、誰もが知るアーティストの1人です。

そんな山下達郎のレコードは先に述べたとおり人気があり、買取価格が高騰しています。

• JOY：買取参考価格 ￥45,000円
• 海や山の神様たち：買取参考価格 ￥12,600円

日本アーティストのレコードなので、家のどこかに眠っている可能性があるかもしれません。他にも買取価格の高いタイトルはあるので、山下達郎のレコードはないか探してみましょう。

竹内まりや

次にご紹介するのは「竹内まりや」の作品です。夫である山下達郎と共に人気が上がり、今ではレコードの買取価格も高い傾向にあります。

竹内まりやは歌うだけではなく作詞作曲もでき、他のアーティストに楽曲提供をして大ヒット曲を生み出しています。

特に1884年に発売されたタイトル「プラスティック・ラヴ」が人気を集め、YouTubeの動画では4,900万回を超える再生を記録し、若い世代からも人気のあるアーティストだと分かります。

そんな竹内まりやのレコードは世代を超えて人気があり、下記のような価格で買い取ってもらえる場合もあります。

• ヴァラエティ/MOON-28018：買取参考価格 ￥7,000円
• リクエスト/MOON-28047：￥3,000円

先にご紹介した山下達郎のレコードの買取価格と比べるとまだ低いですが、これから人気と共に高騰する可能性は十分にあります。

レコードを売る方法

高い人気に伴い、高く買い取ってもらえるレコードを紹介しました。高額で売れるレコードがあれば早速レコードを売りましょう。次に、レコードを売る方法を2つ解説していきます。

• 専門の買取業者で売る
• フリマアプリやオークションで売る

専門の業者へ売る方法以外にもフリマアプリやオークションを利用して個人間で売れます。先に解説したようにリサイクルショップで売れますが、レコードの専門スタッフがいる可能性は低いのでおすすめしません。

今回はこの2つの方法を解説していきます。

専門の買取業者で売る

まずは専門の買取業者へ売る方法を解説します。専門の買取業者とはレコードに通じている専門のスタッフがいる業者です。「おすすめのレコード買い取り業者20選」でご紹介した業者はすべてレコードを専門に扱っています。

買取業者に売る方法は以下の3つの場合が多いです。

• 店頭買取
• 宅配買取
• 出張買取

ではそれぞれについても解説していきます。

店頭買取

店頭買取とは売りたいレコードを店頭に直接持っていき、査定・買取をしてもらう方法です売りたいレコードとご本人確認書類コピーを持参すればその場で査定してもらえます。

店頭買取のメリットは以下の2つです。

• 当日に現金で買い取ってもらえる
• キャンセルしやすい

査定額に納得がいけばその場で買い取ってもらえるので、すぐに売りたい方や現金が必要な場合に便利です。また買取をキャンセルしても送料などの費用が掛からないので利用しやすいでしょう。デメリットは「近くに店舗が無ければ利用しづらい」点です。

近くに店舗があり、当日に買い取ってほしい方は店頭買取を利用しましょう。

宅配買取

宅配買取は、売りたいレコードを梱包・送付して査定・買取をしてもらう方法です。基本的に、レコードと共にご本人確認書類コピーと買取申込書を同封しますが買取業者によって必要書類は異なるので事前に確認が必要です。

宅配買取のメリットは以下の2つです。

• 店頭まで行かなくても良い
• 店舗が遠くでも買い取ってもらえる

梱包すれば宅配業者へ渡すだけなので、店舗が遠くても売れます。デメリットは「買取まで時間がかかる」点です。送付から査定・入金まで数日かかりますが、時間をかけてでも指定の業者へ売りたい方は宅配買取を利用しましょう。

出張買取

出張買取は専門のスタッフに直接来てもらい、その場で査定・買取してもらう方法です。本人確認書類コピーと買取申込書を用意するだけで利用できます。必要な書類は買取業者によって異なるので事前に確認しましょう。

出張買取のメリットは以下の2つです。

• 家から出なくても良い
• 大量のレコードを売れる

売りたいレコードが大量にある場合は、店頭まで運んだり梱包したりしなくて済むので助かります。デメリットは「売りたいレコードが少量の場合は宅配買取をすすめられる」点です。

大量のレコードを売りたいけど運搬や梱包などあまり時間をかけられない方は出張買取を利用しましょう。

フリマアプリやオークションで売る

次にフリマアプリやオークションを利用して買い取ってもらう方法を解説します。今はスマホで写真を撮り、簡単に出品ができる時代です。部屋の不要な物はフリマアプリやオークションを利用して処分する方も多いのではないでしょうか？

レコードを売る場合も同様です。フリマアプリやオークションでレコードを売る場合のメリットは以下の2つです。

• 自分で価格を決められる
• 中間マージンが手数料くらいしか発生しない

フリマアプリやオークションは売り手が価格を設定できます。相場に合った価格を設定すればすぐに買い手が見つかるかもしれません。希少なレコードであればコアなファンが集まり価格がどんどん高騰する可能性もあります。

また必要な費用も手数料くらいであり、査定料などはありません。ですので不必要な費用をかけずに売却できるのです。

デメリットは以下の2つです。

• 細かな情報を記載しなくてはならない
• 撮影や梱包などに時間がかかる

レコードは同じタイトルでも製造年や付属品、生産国などによって価格が大きく変わります。必要な情報を記入する必要があるので、レコードについてあまり知識がない方にはレベルが高いかもしれません。

また、先に説明したようにレコードの保存状態は価格を大きく左右します。撮影や梱包など綺麗かつ丁寧に行う必要があるので、普段よりも慎重な作業が必要です。

フリマアプリやオークションを利用する際は上記のようなメリット・デメリットがあります。レコードを売った経験がない方にはあまりおすすめできません。

まとめ

この記事ではレコードが売れる理由やおすすめのレコード専門買取業者、高く売る方法について解説してきました。

レコードは付属品の有無や保存状態の良し悪しによって価格が大きく異なります。丁寧に保存していても周りの環境によって劣化が進み、価値が下がるかもしれません。そのためレコードを売ろうか悩んでいる方は早めの売却をおすすめします。

また、オリジナル盤など価値がとても高いレコードも存在します。家で眠っているレコードに思ってもいないような価値があるかもしれませんので、専門家に査定してもらったり、調べたりしてみましょう。

家の中で使用されないまま保存されるよりも、必要な方の手に渡って音楽を奏でる方がレコードも嬉しいはずです。レコードを持っているなら早速査定をお願いしてみましょう。